雪解け水が流れ、風が和らぎ、北信州に遅い春がやってくる頃、中野ではひな市が開かれます。
中野では、寛永10年(1633年)ごろから「市」が開かれていたそうです。
市は毎月定期的に合計9回開かれていたことから、「九斎市」と呼ばれるようになりました。
文化年間(1810年ごろ)には、この市に紙雛が売られるようにり、さらに文政年間(1820年ごろ)には、奈良家初代の栄吉が「土びな」を売るようになったとのこと。
雛は4月初旬の市を中心に売られ、これが「中野ひな市」の始まりといわれています。
現在、中野ひな市では、お店で売られていない中野土人形が展示即売されるので、全国からファンが集まります。また、全国の土人形が一堂に会し、購入できるのは、中野ひな市の全国土人形即売市のみだとも言われています。夕方、土人形を模した大灯籠びなが練り歩くと、街は賑やかな春の活気にあふれ、中野ひな市は北信州に春を呼びます。
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