雛人形とは?

雛人形とは?

雛人形のはじまりははっきりしていませんが、平安時代の京都で人形遊びとしての記録があり、もともとは行事ではなくこどもの遊びとして「ひいな遊び」などと呼ばれていました。

また、その頃三月初めの巳の日に「上巳の節句」という、紙で作った人形を川に流して自分の災厄や穢れを払い、無病息災を願う行事がありました。

こうした人形遊びと節句の儀式が組み合わされて、雛人形を飾る様式になってきたといわれています。
そのため、雛祭りには女の子の出産や成長をお祝いする意味と、人形が子供の身代わりとなり、事故や病気から守ってくれるようにとの願いが込められているのです。
旧暦では今の4月ごろが雛祭りの時期なので、桃の花の咲く時期から桃の節句と呼ばれています。

それぞれの人形や飾り付けにも意味があります。

「お殿様」と「お姫様」は内裏雛と言い、天皇・皇后(親王・親王妃)を表しています。

「三人官女」は宮中に仕える女官で、そのうち一人は既婚者、もしくは年長者を表すお歯黒、眉無しの姿をしています。

「五人囃子」は能のお囃子を奏でる5人の楽人で、謡・笛・小鼓・大鼓・太鼓を担当しており、右から楽器が小さい順に並んでいます。

「右大臣・左大臣」は随身とも呼ばれ、向かって右が左大臣で年配者、向かって左が右大臣で若者を表しています。

「3人の仕丁」は従者で、泣き上戸、笑い上戸、怒り上戸と三様の表情をしています。

こうした意味を知ることで、表情や小道具、着物などじっくり見ていくと細かな意匠がほどこされているのがわかり、飾り付けも楽しくなりますね。

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